副鼻腔炎・蓄膿症をヨガで治したこと

小学校の時に蓄膿症と診断されて以来,6年間に渡り,耳鼻科を渡り歩いた.
引越しを3回しているが,病院を変えた数は3回ではない.5,6箇所の耳鼻咽喉科に通った.
それもひどい時は週3回のペースである.

正直,蓄膿症(副鼻腔炎)というのは治らない病気だと思っていた.

中学に入り,サッカーを始めたのだが,平日土日休み無しで部活があるので,病院には行かなくなり,鼻水をたらしながらやり続けていた.
ヘディングでボールと一緒に鼻水が回転しながら飛んでいったこともある.
相手としてはそんな奴と競り合いたくないだろう.

同級生にも同じようなのがいたが,彼が片方の鼻をふさいで「ふん!!」と鼻息で鼻水を吹き飛ばすのを見て,「そんなかみ方があるのか」としきりに感心したのを覚えている.
手でかんでグランドの土でふいたりとか,飲み込んだりとか思えば何でもやっていた.
授業では一人でティッシュペーパーのケースごと机の上においていた.

高校に入り,テストなども本格的になってきて,さすがにこの状態はつらすぎると思い,自分で本を探して治す方法を探し始めた.

確か学研の本だったと思うが,ヨガの方法で鼻が悪いのを治す方法が載っている記事を見つけた.

藁にもすがる思いで,やってみた.
岩塩などの食卓塩でない塩を飽和させるまでお湯に溶かして,それを鼻からすすって口から出すという方法だ.
鼻から入れるというのは恐怖以外の何者でもないのだが,テスト中に何回も鼻かんでいる場合ではないので,思い切ってやってみた.

「滅茶苦茶しみるーーー!」

という表現がふさわしい.夜にやったので,水をすすって洗ってみても,しばらくは痛くて眠れなかった.

そして,次の朝,起きると飛んでもないことが起こっていた.

「鼻がすーっとする...」

例えると,ちょうど目の悪い人がメガネをかけたときのようだ.
明らかに世界が変わったのである.

このときに確信が生まれた.

・病気は必ずしも医者に行く必要もなく,自分で調べても治せる.
・ヨガはすごい.
・世の中の耳鼻科はろくなものではない.(これには後日談があって,そうでもないことが後に判明)

この後,冬に風邪を引くまでは鼻水がぴたりと止まるという生活ができるようになった.
風邪が治れば鼻水も治るようになった.とにかく四六時中苦しまされていた鼻水からようやく開放されたのだ.